遠心移動について
本日は少し治療の踏み込んだ内容についてお伝えしようと思います。
スペースがない場合の、歯の動かし方「遠心移動」についてお伝えしていきます。
インビザラインを使用したマウスピース矯正では、
遠心移動という奥歯を後ろ側に移動させる移動が得意です。
この動きは、ワイヤー矯正では苦手な動かし方だったのですが、
インビザラインはこの動きを多用します。
例えば、歯の凸凹がある場合、
顎の手前側にスペースを作るために親知らずを抜いたスペースに奥歯を移動させて行きます。
また、噛み合わせのズレがある場合も歯の前後的な位置を改善する時に使用します。
この遠心移動を行う場合は、奥歯から一本づつ後ろに送って行くのですが、
この時、お食事をすると、どんどん食べ物が挟まります!
お肉は大きな塊のまま挟まるくらいのスペースが空いてきて、
挟まるとお痛みが出る場合がありますが、心配しないでくださいね。
そのスペースを使って前歯の凸凹や噛み合わせを改善して行きますので、
治療終了時には挟まらなくなります。
一つ注意点としまして、この遠心移動をする際に、
顎間ゴムという、上下のマウスピースを繋ぐゴムを使用する場合が多いですが、
そのゴムをサボってしまうと奥歯を後ろに移動しているのに、
逆に前歯が前に出てしまうことがあるということです。
このようにゴムを一つサボっただけで逆の動きになってしまうので、
治療期間が伸びてしまいます。
ゴムをかけるのは面倒臭いし、意味があるの?って思われるかもしれませんが、
非常に大事な作業です!
指示をしっかりと守っていただくことが、
最短で治療を終了するコツです。
一緒に頑張って行きましょうね!
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