矯正治療後のブラックトライアングルの改善
今回は矯正治療後に出やすい合併症の一つ、
ブラックトライアングルについてお伝えしたいと思います。
成人で下の前歯に凸凹が大きい(叢生)場合、
矯正治療で綺麗に並べた際に、歯と歯の間の歯ぐきが下がり、
すき間が目立つようになってしまうことがあります。
すき間の部分が三角形で、黒く見えることからブラックトライアングルと呼ばれます。
成人では歯槽骨の高さが水平的に低下していることが多く、
特に叢生の強い場合には、
歯ぐき高さもそれに伴って既に低くなってしまっているため、
強く重なり合っている歯を綺麗に並べた際に、
歯間乳頭と呼ばれる歯の間の歯ぐきの回復が難しく、
すき間が出来ることがあります。
![](https://invisa-grandental.jp/wp-content/uploads/2022/06/ブラックトライアングル1-300x100.png)
また、ブラックトライアングルになりやすいかどうかは、
歯の形によってもかわります。
歯が四角い形(スクエア型)の場合、
一般的にブラックトライアングルは起こりにくいですが、
逆に、歯の根元が細いテーパード型や樽型の場合などは
ブラックトライアングルが目立ちやすいことがあります。
重なり合っている部分を並べると、
どうしても起こりやすい場合があり、避けることは難しいです。
歯と歯の間をヤスリのようなもので少しだけ磨くこと(ストリッピングまたはIPR)で、
歯のテーパーの角度を変更しスクエアに近づけることで、
ブラックトライアングルの部分を小さくしたり、
白い樹脂で、歯の形を整えることで目立たなくすること(ダイレクトボンディング)
が可能なこともあります。
グランデンタルクリニックでは、治療開始前に、3Dシュミレーション上で
ブラックトライアングルが起こりそうな部分をお伝えすることができますので、
事前にイメージして頂き、安心して治療に入っていただけると思います。
口腔内スキャナーを使用した無料カウンセリングができますので、
お気軽にご相談ください!
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